Wiki にスクリーンショットとして貼られた構成図は、その時点からゆっくりとカウントダウンを始めます。システムが変わり、誰かが元の図を更新しても、オンボーディングガイドや Runbook、設計ドキュメントにあるスクリーンショットは元のままです。半年もすれば、どれも信用されなくなります。
解決策自体はシンプルです。ライブの図を 1 つだけ用意し、すべてのページからそれを参照させます。このガイドでは、ドキュメントサイト、Notion、Confluence、GitHub の README、チャットツールについて、場所ごとに具体的なやり方を説明し、ページがライブの図を表示できない場合の対処法も紹介します。より広いワークフローについては、腐らない構成図を参照してください。
図を見せる 3 つの方法
| 方法 | ライブ更新 | 使える場所 | Archboard のプラン |
|---|---|---|---|
| 共有リンク | あり | リンクが使える場所ならどこでも(Wiki、チャット、チケット、メール) | すべてのプラン(Free はブランド表示あり) |
| 埋め込み(iframe) | あり | iframe を許可するページ(ドキュメントサイト、一部の Wiki) | Pro と Enterprise |
| エクスポート(SVG、PNG、PDF) | なし | どこでも(iframe をブロックする場所を含む) | すべてのプラン(Free は透かし入り、PDF は Pro) |
できる限り最初の 2 つを使い、エクスポートはライブのものを一切置けない場所に限りましょう。
リンクと埋め込みコードを取得する
Archboard で図を開き、共有を選びます。
- リンクを知っている人をオンにして、共有リンクをコピーします。閲覧者はアカウントなしで図をライブで見られますが、編集はできません。
- Pro では埋め込みをオンにして、埋め込みコードをコピーします。コードは次のような形です。
<iframe src="https://getarchboard.app/embed/YOUR_EMBED_TOKEN" width="100%" height="480" style="border:0;border-radius:8px;" allowfullscreen loading="lazy" title="Archboard diagram"></iframe>
リンクや埋め込みコードはいつでも再発行でき、再発行すると古いものは使えなくなります。また、共有をオフにすれば、閲覧者の接続はすぐに切れます。
ライブの図を公開ページに載せる前に、知っておくべきことが 1 つあります。閲覧者には編集がその場で見えるうえ、エディタで図を開いている編集権限のある人と、作業中の AI エージェントの名前とカーソルも表示されます。閲覧者自身の名前が表示されることはありません。
ドキュメントサイト
素の HTML、Jekyll、MkDocs、そしてほとんどの静的サイトジェネレーター。 図を表示したい場所に埋め込みコードを貼り付けます。これらの Markdown は生の HTML をそのまま受け付けます。Hugo はデフォルトで Markdown 内の生の HTML を出力しないので、iframe をショートコードに入れるか、サイト設定で markup.goldmark.renderer.unsafe = true を設定してください。
Docusaurus などの MDX サイト。 MDX は JSX を前提としているため、style 属性はオブジェクトにし、属性名は camelCase で書く必要があります。
<iframe
src="https://getarchboard.app/embed/YOUR_EMBED_TOKEN"
width="100%"
height="480"
style={{ border: 0, borderRadius: 8 }}
allowFullScreen
loading="lazy"
title="Checkout service architecture"
/>
読者のためになる小さな習慣が 2 つあります。スクロールせずに図全体が収まる高さを指定すること、そしてすべての iframe に図の内容を説明する title を付けることです。title はスクリーンリーダーが読み上げます。
Notion
/embed と入力して Embed を選び、埋め込みコードの src 属性にある URL を貼り付けます(iframe タグ全体ではありません)。Notion は独自の埋め込みサービスを通して埋め込みを読み込み、ページをインラインで表示できない場合は代わりにエラーを表示します。その場合は、共有リンクをブックマークとして貼り付けてください。クリックひとつでライブの図が開きます。
Confluence
Confluence Cloud のエディタは、生の HTML や iframe のコードを受け付けません。共有リンクを貼り付けると、Confluence がリンクかカードに変換します。組織で Marketplace アプリが許可されていれば、iframe や HTML マクロのアプリを使って埋め込みをページ内に表示できます。
Confluence Data Center には、管理者が有効にできる HTML マクロがあります。編集権限を持つ人なら誰でもページに任意の HTML や JavaScript を追加できるようになるため、多くの組織では無効のままです。これを前提に計画を立てる前に、管理者に確認してください。
GitHub の README とリポジトリ内の Markdown
GitHub は Markdown 内の iframe をレンダリングしないため、README でライブの埋め込みは使えません。いちばんの代替策は、エクスポートした SVG をコードの隣にコミットし、ライブの図にリンクさせることです。
[](https://getarchboard.app/s/YOUR_SHARE_TOKEN)
読者は README で図を確認でき、クリックすると最新版が開きます。プルリクエストのテンプレートに「図のエクスポートを更新しましたか?」を加えましょう。図の変更をデータとしてレビューしたい場合は、JSON エクスポートもコミットします。
Slack、Teams、Jira、メール
共有リンクを貼り付けます。リンクは常に最新版を開くので、スレッドの古いメッセージが古い図を指したままになることはありません。
うまく回し続けるための習慣
- 図は 1 つ、リンクはたくさん。 「Wiki 用のバージョンを作る」ために、図を別のファイルにコピーしないでください。
- タイトル、オーナー、最終レビュー日をキャンバスに書く。 埋め込みやリンクに表示されるのはキャンバスで、ページのメタデータではありません。
- 共有は意図して行う。 公開ページにリンクや埋め込みを置けば、その図は公開されます。社内のアーキテクチャは社内ページにとどめ、リンクが漏れたら再発行しましょう。
- エクスポートは習慣にせず、代替手段として使う。 エクスポートはどれも、古くなりうるコピーです。
ここまでの構成を 1 つのキャンバスにまとめると、次のようになります。
ダイアグラムの内容
- Live diagram in Archboard
- Share link
- Embed (iframe)
- SVG export
- Confluence page
- Slack, Teams, Jira
- Docs site
- Notion page
- GitHub README
- every plan
- Pro
- static copy
- link or card
- paste link
- iframe
- Embed block
- SVG, linked to the share link
Archboard で設定する
任意の図を開いて共有を選び、リンクをオンにします。Pro なら埋め込みもオンにしましょう。ドキュメント用の図をこれから作るなら、テンプレートや事例から始めると手早く進められます。上の図は基本パックのボックス 9 個でできており、Free プランの範囲に収まっています。
よくある質問
Free プランで図を埋め込めますか? Free にはブランド表示付きの共有リンクが含まれます。iframe での埋め込みは Pro と Enterprise の機能です。
閲覧者にアカウントは必要ですか? いいえ。リンクを知っている人や、埋め込みのあるページを開いた人なら誰でも、図をライブで見られます。編集はできません。
後から共有を止められますか? はい。リンクや埋め込みコードを再発行すれば古いものは無効になり、共有をオフにすれば閲覧者の接続はすぐに切れます。
エクスポートした SVG は、図が変わると更新されますか? いいえ。エクスポートはコピーです。図が変わったら再エクスポートするか、できる限りリンクや埋め込みを使ってください。
Notion や Confluence で埋め込みがエラーになるのはなぜですか? どちらのツールも、何を埋め込めるかを自分で制御しているためです。代わりに共有リンクをブックマークやカードとして使うか、埋め込み用のアプリについて管理者に相談してください。